日蓮正宗法華講開信寺支部より

御書研鑚の集い 御書研鑽資料


法華取要抄 7 第六章 本門の本尊と戒壇と題目の五字


【問うて云はく、如来滅後二千余年に竜樹・天親・天台・伝教の】
それでは、釈迦滅後、二千余年間、竜樹、天親、天台、伝教が

【残したまへる所の秘法何物ぞや。】
末だ説いていない秘法とは、何なのでしょうか。

【答へて曰く、本門の本尊と戒壇と題目の五字となり。】
それは、本門の本尊と戒壇と題目の五字です。

【問うて曰く、正像等に何ぞ弘通せざるや。】
それでは、正法、像法時代に何故、弘めなかったのでしょうか。

【答へて曰く、正像に之を弘通せば】
それは、正法、像法時代に、これを弘めれば、

【小乗・権大乗・迹門の法門一時〔めつじん〕に滅尽すべきなり。】
小乗教、権大乗教、迹門の法門が一時に滅んでしまうからなのです。

【問うて曰く、仏法を滅尽せるの法何ぞ之を弘通せんや。】
それでは、仏法が滅尽してしまう法を、なぜ弘めようとしているのでしょうか。

【答へて曰く、末法に於ては大小・権実・顕密、】
それは、末法においては、大乗教も小乗教も権教も実教も顕教も密教も、

【共に教のみ有って得道無し。】
ともに教文だけ残って何の力もないからなのです。

【一閻浮提皆謗法と為〔な〕り了〔おわ〕んぬ。】
一閻浮提の人々が、すべて謗法となってしまうからなのです。

【逆縁の為には但〔ただ〕妙法蓮華経の五字に限る。】
また、逆縁の者の為には、ただ妙法蓮華経の五字に限るのです。

【例せば不軽品の如し。】
それは、不軽品に説かれている通りなのです。

【我が門弟は順縁、日本国は逆縁なり。】
私の門弟は、順縁の者でありますが、日本国の人々は、すべて逆縁なのです。


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