日蓮正宗法華講開信寺支部より

ようこそ開信寺へ

開信寺・歳時記 【平成三十年 八月度】

あなたも開信寺の行事に参加しませんか。

盂蘭盆会

8月15日に開信寺にて盂蘭盆会が行われました。
神通第一と言われた目連尊者がその大神通力で母を探したところ、三悪道の餓鬼道に居る事を見つけ、あまりの餓鬼の姿に神通力をもって飯をその母に送りました。母は、喜んでそれを口に入れた途端、飯は火となり、目連尊者は、驚いて慌てて水を送ったのですが、その水が焚き木となって母の身を燃やすのでした。目連尊者は、自分の力が叶わない事を知り、仏の元に参り、餓鬼道の母親を救えないことを話し、教えを乞いました。仏は、「汝が母は、罪が深い為、汝一人では力が及ばず、天人、地人、梵天、帝釈でも力が及ばない為、7月15日に十方の聖僧を集めて百味飲食を調えて母の苦を救うべし。」と諭されました。目連尊者は、仏の仰せの通りにして、その母は餓鬼道一劫の苦を逃れたと盂蘭盆経に説かれています。それによって人々は、7月15日(現8月15日)に盂蘭盆会を行う様になったのです。
開信寺でも盂蘭盆会が行われました。10時からと13時からの2回が行われ、私は、13時からの盂蘭盆に参加しましたが、多くの若者が参加している事にビックリしました。長行、唱題の後、御住職が盂蘭盆会の意味を話されました。塔婆がとても沢山並べてありました。皆さんの真心がとても感じられました。
日蓮大聖人は「しかるに目連尊者と申す人は法華経と申す経にて正直捨方便とて、小乗の二百五十戒たちどころに投げすてゞ南妙法蓮華経と申せしかば、やがて仏になりて名号をば多摩羅跋栴檀香仏と申す。此の時こそ父母も仏になり給へ。」と自分が仏になり父母を仏になさなければ本当に救った事にはならず、また仏になれば「七代前七代後も仏となり給う、そうして子息・夫婦・衆生・檀那を三悪道(地獄、餓鬼、畜生)から離れ、皆初住・妙覚の仏になる故に法華経の第三に云く願くは此の功徳を以って普く(あまねく)一切に及ぼし我等と衆生皆共に仏道を成ぜん」と説かれています。




総本山第5世日行上人650回遠忌法要
総本山第8世日影上人600回遠忌法要 代表登山に参加して

8月2日~3日に渡り、第5世日行上人650回、第8世日影上人600回 遠忌法要に参加しました。
8月2日は、御逮夜法要が客殿で行なわれました。御法前には、果物、菓子などの供物が置かれていました。
15時50分頃、ぼんぼりに火が灯り、とても良い香りの香が焚かれ、客殿中がその良い馨りに満たされた中に出仕太鼓が大きく鳴りひびき法要が始まりました。
説教、唱題する中で全員が前方に用意された焼香台でお焼香をし、終了しました。
そして阿部御尊師による解説が有りました。
日行上人、日影上人の御在世の時は、世間では応仁の乱、内部では、大聖人様、日興上人様、日目上人様、御入滅後の大きな三本柱がお亡くなりになる、不安定な状況の中で、とても大変だったとの事でした。そして現在にも似ている所があり、やはり基本の◎勤行、唱題、◎折伏◎育成の自行化他の信心を頑張って下さいとの事でした。
翌3日の御正当会は、9時50分頃に香が焚かれ、出仕太鼓と前日と同じ様に進み、約1時間位で終了しました。
その後は、代表の方々のみ墓参で私達は、本山からのお供物のお弁当を頂いて下山しました。
前日の宿坊では、見知らぬ者どうし、色々な話をして、お互いに勇気付けられ、帰る時は、”気をつけてネ。有難う。頑張ろうね”で別れました。
私にとって生まれて初めての650回、600回遠忌登山、長い歴史と又、本山を守られた大変さを感じた登山でした。
貴重な体験でした。感謝!!
















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