日蓮正宗法華講開信寺支部より

みんなの広場 【2024年】


ようこそ開信寺へ


2024/01/06 16:40

元旦勤行会

一月一日午後1時の元旦勤行会に参加しました。
やっと新型コロナ・ウイルスは、五類になりましたが、インフルエンザが流行している現状では、マスクを外すことは躊躇〔ちゅうちょ〕され、開信寺の玄関にも来た人に自由に使って頂くようにマスクとアルコールが置いてありました。
三座の勤行、題目の後、御住職より令和6年の年間実践テーマは「折伏前進の年」であり、開信寺においては、法燈相続が大事である旨、お話がありました。
開信寺から外に出ると正月とは思えないくらい暖かい日で、今年は、穏やかな年になるのかなと思いながら家に帰えると、4時過ぎに、いきなり石川県に大津波警報が鳴り、相次いで日本海沿いに北海道から九州まで津波警報が発せられました。
何度も地震警報でスマートフォンが鳴りました。
能登半島地震です。
今年も数多くある神社・仏閣に大勢の人が初詣と言って家族の安寧や世の中の平安などを叶えて欲しいと賽銭を投げ入れ、お願いしたと思います。
それなのに、なぜ、このような天変地異、災難が起こるのか。
はたして、それを明確に説明出来る者が、この神社・仏閣にいるのでしょうか。
日蓮大聖人は
仁王教に云はく「仏戒に因らざるを、是を破仏・破国の因縁と為す◯若し一切の聖人去る時は七難必ず起こらん」已上。此等の文を以て之を勘ふるに、法華経等の諸大乗経国中に在りと雖も、一切の四衆捨離の心を生じて聴聞し供養するの志を起こさず。故に国中守護の善神・一切の聖人此の国を捨てゝ去り、守護の善神・聖人等無きが故に出来する所の災難なり。 (災難対治抄194ページ)
と述べられています。
日蓮大聖人が生きて居られた鎌倉時代も今と同じ様に天変地異、疫病、飢饉が繰り返された時代でした。
人々の苦悩も同じく、何故こんな事が起こるのか、どうしたら救われるのかと悩み困惑していたにもかかわらず、正法である法華経を求めず、諸々の僧侶は、仏教の大小権実をわきまえず、意味を履き違えているにもかかわらず、我得たりと自説を吹聴し、この世の名聞名利を求め、自分の利益に執着しているのでした。
これでは、この災難の原因も、それを防ぐ方法も分かるはずがありません。
今の世の中も全く一緒です。
しかも、末法である現代では、釈迦の説いた法華経は、白法隠没して役に立たなくなっており、現時においては、日蓮大聖人の顕された日蓮正宗総本山大石寺に御安置されている本門戒壇の大御本尊に御法主上人であられる日如猊下と共に題目を唱えていくことでしか世の中の人々が救われることはないのです。
この事を「折伏前進の年」に世の人々に伝えていかなければならないと深く感じた大変な一年の幕開けになりました。




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