御書研鑚の集い 御書研鑽資料
如説修行抄 2 宗旨の弘教に大難
如説修行抄 文永一〇年五月 五二歳
第一章 宗旨の弘教に大難
【夫〔それ〕以〔おもんみ〕れば末法流布の時、】
考えてみると、この末法と云う三大秘法が流布する時に、
【生を此の土に受け此の経を信ぜん人は、】
生をこの日本国に受け、この経を信じ持〔たも〕つ人は、
【如来の在世より猶多怨嫉の難甚だしかるべしと】
法華経法師品に、釈迦の在世にくらべ末法に於いては、さらに怨嫉が多く、
【見えて候なり。】
多くの大難が競い起こるであろうと予言されています。