日蓮正宗法華講開信寺支部より

御書研鑚の集い 御書研鑽資料


阿仏房御息文 08 中興政所女房御返事

【中興政所女房御返事 建治二年四月十二日 五五歳】
中興政所女房御返事 建治2年4月12日 55歳御作


【御ぜんは】
中興入道御夫妻には、過去からの法華経を信じた本因によって

【偕老同穴〔かいろうどうけつ〕のちぎりあり。】
共に暮らして老い、死んだ後は、同じ墓穴〔はかあな〕に葬られる宿縁があります。

【松さかへば藤さかへ、しはな〔芝花〕さ〔咲〕かば、】
松が栄えれば、それによって藤が栄えるがように、芝花が咲けば、

【らむ〔蘭〕このみ〔果〕なりなん。】
蘭の木の実がなります。このように夫が栄えれば、妻も栄えることでしょう。

【卯月十二日   日蓮花押】
4月12日   日蓮花押

【なかをき〔中興〕の政所女房御返事】
なかをきの政所〔まんどころ〕、女房御返事



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