日蓮正宗法華講開信寺支部より

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2022年(令和4年) 01月13日


1. 糸島富士と黎明
2. 元旦勤行会の開信寺
3. 開信寺の門
4. 開信寺の納骨堂


宗祖日蓮大聖人は、上野殿御返事(御書1361)に「御臨終のきざみ、生死の中間に、日蓮かならずむか〔迎〕いにまいり候べし。」と仰せであります。従って日蓮正宗で行う御葬式では、日蓮大聖人の血脈を受け継いでおられる代々の上人猊下の弟子である御住職が必ず一生成仏の寂光土へと導いて下さるのです。この意味は、日蓮正宗の導師御本尊をお迎えすることで日蓮大聖人がお迎えに来られたことになります。そして御住職から、即身成仏を証明する死後の名前、戒名を頂きます。この日蓮正宗の導師御本尊について大聖人は、弥源太殿御返事(御書722頁)に「南無妙法蓮経は死出〔しで〕の山にてはつえはしらとなり給へ。釈迦仏・多宝仏・上行等の四菩薩は手を取り給ふべし。日蓮さきに立ち候はヾ御迎へにまいり候事もやあらんずらん。又さきに行かせ給はヾ、日蓮必ず閻魔法王にも委〔くわ〕しく申すべく候。此の事少しもそら〔虚〕事あるべからず。」と仰せであり、葬儀の際、御安置される導師御本尊には、特別に常住御本尊と異なり閻魔法王がしたためられており、その御本尊に南無妙法蓮華経を唱えることで死出の険しい道を必ずや乗り越えて常住の九識心王真如〔くしきしんのうしんにょ〕の都へとたどりつけるのです。さらに日蓮大聖人は、妙法尼御前御返事(御書1483頁)には「しかれば故聖霊、最後臨終に南無妙法蓮華経ととな〔唱〕へさせ給ひしかば、一生乃至無始の悪業変じて仏の種となり給ふ。煩悩〔ぼんのう〕即〔そく〕菩提〔ぼだい〕、生死〔しょうじ〕即〔そく〕涅槃〔ねはん〕、即身成仏と申す法門なり。」と仰せになっています。



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