日蓮正宗法華講開信寺支部より

トップ・ページ画像

2022年(令和4年) 02月01日


1. 駿河湾と富士

産湯相承事(御書1708頁)に「御身〔おんみ〕の父に嫁げり。有る夜の霊夢に曰はく、叡山の頂に腰をかけて近江の湖水を以て手を洗ひ、富士の山より日輪の出でたまふを懐〔いだ〕き奉ると思ひて、打ち驚いて後月水〔がっすい〕留まると夢物語を申し侍れ」と述べられ、生母が日蓮大聖人御懐妊の前に富士の夢を見られたことを明かされています。

2. 六万塔から望む富士

六万塔は、宝永元年(西暦1704年)9月13日、第24世日永上人の時代に現在の富士宮、富士、沼津、東京、金沢、京都、大阪、徳島等の法華講衆が六億万遍の唱題行を行ない、その功徳をもって建立された高さ4メートルの六角柱の石塔です。

3. 開山上人説法石

説法石は、日興上人が身延離山後に南条家の持持堂に入り、大石が原に大石寺が建立されるまでの間、折々に、この石の上で人々に法を説かれたと伝えられるものです。現在は、石之坊境内東側に有ります。

4. 大石寺六壷

六壺は、御開山日興上人が正応3年(西暦1290年)10月12日に建立された大石寺発祥の建物です。創建当時は、持仏堂をはじめ六つの部屋に分わかれていたので、この名があると伝えられています。その後は、種々の変遷を経て、明治22年(西暦1889年)1月1日、第52世日霑〔にちでん〕上人の時代に独立した堂宇として建立されました。さらに第64世日昇上人、第66世日達上人の時代に復興改築がなされました。現在の建物は、昭和63年(西暦1988年)10月7日、日顕上人猊下の御発願により大石寺開創700年の記念事業として新築再建されたものです。



ページのトップへ戻る