日蓮正宗法華講開信寺支部より

御書研鑚の集い 御書研鑽資料


池上兄弟御消息文 08 兵衛志殿御返事

【兵衛志殿御返事 弘安元年六月二六日 五七歳】
兵衛志(宗長)殿御返事 弘安元年6月26日 57歳御作


【みそ〔味噌〕おけ〔桶〕ひとつ給び了んぬ。】
味噌一桶を頂きました。

【はらのけ〔下痢〕はさゑもん〔左衛門〕殿の御薬になを〔治〕りて候。】
下痢は、四条金吾殿の薬で治りました。

【又このみそをなめ〔嘗〕ていよいよ心ちなをり候ひぬ。】
さらに、この味噌をなめて、いよいよ元気になりました。

【あわれあわれ今年御つゝがなき事をこそ、】
実に有難いことです。今年も、御一家がつつがなく過ごせるように、

【法華経に申し上げまいらせ候へ。恐々謹言。】
御本尊に御祈念しております。恐れながら謹んで申し上げます。

【六月廿六日    日蓮花押】
6月26日    日蓮花押

【兵衛志殿御返事】
兵衛志(宗長)殿御返事


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