御書研鑚の集い 御書研鑽資料
富木常忍御消息文 02 富木殿御返事
【富木殿御返事 建長五年一二月九日 三二歳】富木殿御返事 建長5年12月9日 32歳御作
【よろこびて御との〔殿〕びと〔人〕給はりて候。】
御迎えの方を遣〔つか〕わされ、たいへん喜んでおります。
【ひる〔昼〕はみぐるしう候へば、よる〔夜〕まいり候はんと存じ候。】
日中は、人目につきますので、夜に御伺〔うかが〕いしたいと考えております。
【ゆう〔夕〕さりとり〔酉〕のとき〔刻〕ばかりに給ふべく候。】
夕方の6時頃に御迎え頂ければと思います。
【又御はた〔渡〕り候ひて法門をも御だんぎ〔談義〕あるべく候。】
また、こちらにも、御越し頂いて、法門について御話し致しましょう。
【十二月九日 日蓮】
12月9日 日蓮
【とき殿】
とき殿へ