御書研鑚の集い 御書研鑽資料
富木常忍御消息文 20 尊霊御菩提御書
【尊霊御菩提御書 建治元年一一月 五四歳】尊霊御菩提御書 建治元年11月 54歳御作
【尊霊の御菩提疑ひ無き者か。】
御尊霊の菩提は、疑いないものです。
【「時に適〔かな〕ふのみ」等の釈は此の意か。】
また「時に適〔かな〕うのみ」などの解釈は、この意味でしょうか。
【大田殿・次郎入道殿の御事は観心の法門の時申すべし。】
大田乗明殿、曾谷入道殿の事は、観心の法門の時、申し上げます。
【大田殿御所労〔しょろう〕の事、】
大田乗明殿の御病気の事は、
【之を歎くと雖もはた〔将〕又軽重】
これを歎くと言っても、その軽重が、どれほどかわからず、