日蓮正宗法華講開信寺支部より

御書研鑚の集い 御書研鑽資料


四条金吾御消息文 19 四条金吾殿御返事

【四条金吾殿御返事 建治三年 五六歳】
四条金吾殿御返事 建治3年 56歳御作


【法華経を本迹相対して論ずるに、迹門は尚〔なお〕始成正覚の旨を明かす。】
法華経の本迹を相対して論じると迹門は、なお始成正覚の教えなのです。

【故にいまだ留難〔るなん〕かゝれり。本門はかゝる留難を去りたり。】
それ故に未だ疑問が残り、本門は、疑問が除かれるのです。

【然りと雖も題目の五字に相対する時は末法の機にかなはざる法なり。】
しかしながら題目の五字に相対する時は、末法の機には、かなわない法なのです。

【真実一切衆生色心の留難を止〔とど〕むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり。】
真実に一切衆生の色心の疑問を止める秘術は、ただ南無妙法蓮華経だけなのです。

【日蓮】
日蓮

【四条金吾殿御返事】
四条金吾殿御返事


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