御書研鑚の集い 御書研鑽資料
南条時光御息文 22 南条殿御返事
【南条殿御返事 弘安元年四月一四日 五七歳】南条殿御返事 弘安元年4月14日 57歳御作
【いも〔芋〕・はじか〔薑〕み悦びて給び候ひ了んぬ。】
芋と生姜〔しょうが〕を喜んで受け取りました。
【いまをはじめぬ事に候へば、とかく申すにをよばず候。】
今に始まる御供養では、ありませんので、何も言うことは、ありません。
【をりふし〔折節〕そうそうなる事候ひし間、】
時節柄〔じせつがら〕、何かと忙しい時期でありますので、
【委細の御返事に及ばずの由候ところに候。】
細かい返事には、及ばないと御聞きしました。
【恐々謹言。】
恐れながら謹んで申し上げます。
【卯月十四日 日蓮花押】
4月14日 日蓮花押
【南条殿御返事】
南条殿御返事